40代 乏精子症の漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
40代のご夫婦が子宝相談にみえました。若いころは仕事中心の生活でやっと落ち着き子供がほしいと思い婦人科に通い始めたら、「年齢的に厳しい」と言われれてとてもショックでした。
「今できること、私たちの体のことについて、少しでも教えていただきたい!」と前向きにおっしゃいました。
ご主人は精子の数や動きに問題があり、乏精子症・精子無力症・奇形精子とのことでした。奥様もストレスが強いことやプロラクチンがやや高めであることが分かりました。
ご主人は大変疲れやすく胃腸が弱い上、帰りも遅く食事は揚げ物中心でしたので、生活習慣や食養生などもアドバイスさせていただきました。そして、胃腸を中心に体全体を元気にするような漢方を1種類しっかり飲んで頂きました。
奥様にも食養生をお伝えし、「気血」を補い元気をつける漢方を中心にストレスから体を守る漢方など3種類服用頂きました。
3ヶ月後、妊娠!!ご本人も信じられない!!といったご様子でした。しばらく妊娠中でも飲める漢方を服用され、その後順調に育って出産を待っています。
「先生、私は妊娠に年齢なんて関係ないと思ってここまで来ました。」その言葉はとても衝撃的でした。
「でも、諦めず、今できることを精いっぱい二人でしてみたいんです。」というお二人のまっすぐな気持ちが伝わってきました。妊娠の喜びもつかの間、流産の心配を常にされ、Drからも流産率のお話を聞き、心配の毎日を過ごされたことと思います。
ようやく安定され、大変順調とのことで安堵と出産の嬉しい報告を待っています。
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